大学バスケ インカレ決勝 観戦レポ

■ 八村世代が活躍する大学バスケ
今後の日本バスケ界の中心である八村、渡邊を始めとする若い才能たち。
これから世界を相手に彼らとともに戦うであろう同世代の多くは、いま大学バスケ界にいます。

知り合いが試合に出たり、出身校が出場していなくとも大学スポーツ観戦は楽しい体験です。関東の各大学には中学や高校時代から名の知れた“世代のスーパースター達”が多くいて、2019年度はちょうど4年生が八村塁と同世代。選手は日本全国から集まったエリート学生アスリート達なのでバスケの質も高く、この中に未来のBリーガー数多くいることも頷けます。

特に学生時代はその才能が一気に伸びる選手もいたりして、ギャップという意味では一番生まれやすいかもしれません。数年前との身体や動きの違いに驚かされるのも楽しみの1つです。

Bリーグ観戦等でバスケ観戦好きになって学生スポーツにも興味持たれた方はぜひ一度観戦にいってみると面白いと思います。

■ 2019インカレ男子決勝@駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館
(関東)大学バスケの大まかなスケジュールは、
〈4月末〜5月頭〉トーナメント(関東インカレ)
〈5月末〜6月頭〉1,2年生参加の新人戦(ルーキーズトーナメント)
〈8月末〜11月〉リーグ(インカレ出場予選も兼ねる)
〈12月〉インカレ
といった感じです。今回はシーズン最後のインカレ決勝に行ってきました。
会場は駒沢公園のメインの体育館。駒沢公園は他の大会の会場にもなる関東大学バスケのお約束の場所です。

チケットは自由席が基本で2,000円。決勝なのでアリーナ席(2,800円)などもあります。他の大会やインカレの別日でもチケットは1000円くらいなのですが、決勝ともなると多少価格が上がります。大会のプログラム(けっこう人気で売り切れがち)や公式グッズの販売もあります。

決勝の前に3位決定戦(大東 VS 白鴎)が行われ、決勝に向け観戦者が集まってきます。3決の結果は大東文化大の勝利!

決勝は、筑波 VS 専修。
高校時代から選手のことを知っているとその関係性などでより観戦が楽しくなるのですが、会場内の実況でシュートやパスを決めた選手を教えてくれたりするので、選手を知らなくとも徐々に覚えていけると思います。
最近は特別指定選手(学生が所属できる特別な制度)としてBリーグに在籍したことのある選手もいるので既にプロ入り確実と目される有名選手もいます。(筑波の増田、専修の盛實など)

ハーフタイムにも(決勝ということで)早稲田の男子チアによるパフォーマンスもありました。

白熱の試合はチーム力の勝る筑波の勝利。後半専修も粘ろうと奮闘しましたがリングに嫌われることも多く差は縮まらずでした。個人的には高校時代から注目されていたけれど全国制覇にはなかなか届かずだった牧と増田が最後に努力が報われたようで良かったです。

卒業後プロになる選手はこれからどんな活躍をしてくれるか楽しみになりますし、下級生はまた来シーズン以降成長した姿を大学バスケで見せてくれると思うと、また行きたくなるのです。