fantasy NBA:レジェント達のファンタジーポイントを調べてみた

■ NBAレジェンドのファンタジーポイントを調べてみました
多くの人がそのプレーをリアルタイムでみたことはない時代の選手から最近引退した選手まで、NBAの歴史に名を刻むレジェンド達は、それぞれのキャリアで累計どれほどのファンタジーポイントを稼いでいたのか、気になったので調べてみました。
こちらの記事ではまず、世界バスケの転換点となったバルセロナオリンピック(1992)ドリームチーム以前のレジェンドたちを紹介します。※ランキングではなく気になった選手をピックアップして調べています。

■算出方法と注意点
スタッツの算出項目は、PTS(得点)、3PTM(3P成功数)、REB(リバウンド)、AST(アシスト)、ST(スティール)、BS(ブロック)、TO(ターンオーバー)に以下一般的な係数を掛け、加算しています。
1:PTS、3PTM
1.2:REB
1.5:AST
3:ST、BLK
-1:TO


◯3Pルールが導入される前は3PTMはないので全体から除外しようかとも考えたが、彼らは3Pないからこその得点なので3Pルール以降の選手は3PTMを採用。
◯〜1960年代くらいまでは公式スタッツとしてスティール、ブロック、ターンオーバーが残されておらず少し不利だがどんまい。
◯元ABA(かつて存在したアメリカのもう1つのバスケリーグ)選手はABAとNBAの記録を合算。(ユーロリーグなどの外国リーグのスタッツは含まない)

それではピックアップした9人の選手を順にみていきましょう。

ビル・ラッセル
言わずとしれた1950、60年代に活躍したビル・ラッセル。キャリア13年で優勝回数11回のまさにレジェンド。ラッセルの最大のウリはディフェンスなので、(一説によると平均二桁の年もあったと噂される)ブロックが公式スタッツにないのが残念。それでも1試合48.4のポイントは十分な超一流です。
ゲーム数:963
総得点:14522
総リバウンド:21620
総アシスト:4100
合計ファンタジーポイント:46616
1試合あたりファンタジーポイント:48.4

ウィルト・チェンバレン
ラッセルのライバル、1試合100点で有名なチェンバレン。驚くべきはその得点力ですが、リバウンド数もラッセルとともにずば抜けています。1試合あたりのファンタジーポイント64.2は今回紹介する選手で堂々のトップ。ドラフトで空いていたら絶対とりたい選手です。
ゲーム数:1045
総得点:31419
総リバウンド:23924
総アシスト:4643
合計ファンタジーポイント:67092
1試合あたりファンタジーポイント:64.2

ジェリーウエスト
レイカーズのレジェンドでNBAのロゴのモデルにもなったウエスト。シュートの名手だけあって得点が目立ちますが、アシストも多くやはり1試合あたり44.0という高ファンタジーポイントを稼いでいました。
ゲーム数:932
総得点:25192
総リバウンド:5366
総アシスト:6238
合計ファンタジーポイント:40988
1試合あたりファンタジーポイント:44.0

オスカー・ロバートソン
ウェストブルックが達成するまで史上唯一のシーズントリプルダブル達成者だったロバートソン。さすが全てのスタッツが一流で、ファンタジーポイントも稼ぎまくってます。1試合あたりは48.9で、今回取り上げる選手の中では3番目の好成績です。
ゲーム数:1040
総得点:26710
総リバウンド:7804
総アシスト:9887
合計ファンタジーポイント:50905
1試合あたりファンタジーポイント:8.9

リック・バリー
オールラウンダーな活躍と下投げのフリースローでも有名なバリー。ABAとNBAのどちらもで得点王になっている唯一の選手でもあります。バリーの時代から3Pルールも加わり、スティール、ブロック、ターンオーバーもスタッツに残っています。
ゲーム数:1020
総得点:25279
3P成功数:176
総リバウンド:6863
総アシスト:4952
総スティール:1104
総ブロック:269
総ターンオーバー:1364
合計ファンタジーポイント:43874
1試合あたりファンタジーポイント:3.0

ジュリアス・アービング
DrJことジュリアス・アービング。芸術的なダンクでファンを魅了した元ABAの選手で、NBAがABAを吸収したのはNBAが何よりもアービングというスターを欲しかったからだとも言われたほど。その名に恥じぬファンタジーポイントです。
ゲーム数:1243
総得点:30026
3P成功数:134
総リバウンド:10525
総アシスト:5176
総スティール:2272
総ブロック:1941
総ターンオーバー:3940
合計ファンタジーポイント:59253
1試合あたりファンタジーポイント:47.7

カリーム・アブドゥル・ジャバー
その美しいスカイフックでファンを魅了しNCAA、そしてNBAのレジェンドとなったジャバー。20年の在籍、1560試合(歴代2位)の出場で、歴代1位の総得点、歴代3位のリバウンド数を残しています。累計ファンタジーポイントはずば抜けて1位。平均ファンタジーポイントも2位。NBA史上最高のセンターと言われるのも納得です。ちなみに3P成功数1(1/18)は間違いではありません。
ゲーム数:1560
総得点:38387
3P成功数:1
総リバウンド:17440
総アシスト:5660
総スティール:1160
総ブロック:3189
総ターンオーバー:2527
合計ファンタジーポイント:78326
1試合あたりファンタジーポイント:
50.2

モーゼス・マローン
最後のABA選手マローン。ジュリアス・アービングとのデュオで宿敵セルティックスを倒したことでも有名です。取り上げた選手の中ではカリームに次ぐ息の長い選手で、累計のファンタジーポイントは6万弱稼いでいます。
ゲーム数:1455
総得点:29580
3P成功数:8
総リバウンド:17834
総アシスト:1936
総スティール:1199
総ブロック:1889
総ターンオーバー:4264
合計ファンタジーポイント:58893
1試合あたりファンタジーポイント:
40.5

ドミニク・ウィルキンス
史上最高のダンカーの1人ウィルキンス。神様マイケル・ジョーダンとのダンクコンテストでの争いも有名ですが、やはりスタッツでもしっかりレジェンドクラスで、晩年にプレイしたユーロリーグでのスタッツも加算すればもう少し高い累計ポイントになります。
ゲーム数:1074
総得点:26668
3P成功数:711
総リバウンド:7169
総アシスト:2677
総スティール:1378
総ブロック:642
総ターンオーバー:2669
合計ファンタジーポイント:43388
1試合あたりファンタジーポイント:
40.

というわけで、見事に全ての選手の1試合あたりのファンタジーポイントが40ポイント以上でした。一覧は下記より御覧ください。どの選手もぜひとも欲しい選手です。また別の機会でドリームチームや最近の選手でも算出してみたいと思います。